『たんぱく質と腸の新常識』で学んだ内容をまとめておく。
たんぱく質不足がもたらす影響
たんぱく質が不足すると、以下のような影響が現れる可能性がある。
1. 体の老化・機能低下
たんぱく質は細胞の材料となるため、不足すると細胞のターンオーバー(生まれ変わり)の周期が乱れる。
たんぱく質は酵素の材料となるため、不足すると消化・吸収機能や代謝が低下する。
たんぱく質は免疫系の分泌物の材料となるため、不足すると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる。
たんぱく質の分解・吸収時には熱エネルギーが発生するため、不足すると体温調節が難しくなり、冷えやすくなる。
2. 神経伝達機能の低下
たんぱく質はセロトニンの材料となるため、不足すると意欲が低下し、イライラや気分の落ち込みが起こりやすくなる。
たんぱく質はドーパミンやGABAの材料でもあるため、不足すると精神の安定が損なわれ、不安感が強まることがある。
3. 睡眠リズムの乱れ
たんぱく質から作られるセロトニンは、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料となるため、不足すると睡眠のリズムが乱れ、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりする。
補足
たんぱく質を十分に摂取した場合の細胞のターンオーバー周期
胃・小腸の粘膜:約3日
大腸の粘膜:約10日
皮膚・肝臓・腎臓:約1ヶ月
筋肉:約2ヶ月
血液:約4ヶ月
骨:約5ヶ月
不定愁訴
検査しても原因が特定できない身体や精神の不調を訴える状態のこと。
たんぱく質などの栄養不足が原因であるケースが多い。
参考書籍
たんぱく質と腸の新常識
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